バングラデシュ向け技術協力プロジェクト討議議事録の署名:バングラデシュ全土の食品安全検査システム改善に貢献

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2021年2月4日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、2021年2月3日、ダッカにて、バングラデシュ人民共和国政府との間で、技術協力プロジェクト「バングラデシュ食品安全庁査察・規制・調整機能強化プロジェクト」に関する討議議事録(Record of Discussions: R/D)に署名しました。

本案件は、日本の開発協力で初めてバングラデシュの食品安全分野を支援するものです。バングラデシュでは、食品汚染による健康への影響が懸念されています。農産物及び食品のサプライチェーンの各段階においてその安全性を確保する体制の構築、及び健康被害の状況を正確に把握するモニタリング体制の構築が課題となっています。また、年率7%前後の経済成長に伴い、科学的知見に基づいた安全かつ衛生的な食品のニーズが高まっています。

本案件は、全国の食品安全行政全体を司る食品安全庁の食品安全検査の実施・報告に関する管理体制の強化、食品安全監視・監督体制の構築、食品検査室の連携体制の強化、消費者の食品安全に対する意識啓発を支援することで、バングラデシュにおける食品安全管理体制の向上に寄与します。SDGs(持続可能な開発目標)ゴール2、3に貢献します。

案件の詳細は以下の通りです。

【案件基礎情報】
国名 バングラデシュ人民共和国
案件名 バングラデシュ食品安全庁査察・規制・調整機能強化プロジェクト
実施予定期間 60ヵ月
実施機関 食品安全庁
対象地域 バングラデシュ全国
具体的事業内容(予定) 食品安全庁の食品安全検査の実施体制の強化、食品検査室の連携体制の強化、消費者の食品安全に対する意識啓発の強化を支援する。