バングラデシュ向け開発計画調査型技術協力討議議事録の署名:包括的・長期的なエネルギー計画の策定を通して、エネルギーの低・脱炭素化を支援

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2021年3月15日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、3月14日、ダッカにて、バングラデシュ人民共和国政府との間で、開発計画調査型技術協力「統合エネルギー・電力マスタープラン策定プロジェクト」に関する討議議事録(Record of Discussions: R/D)に署名しました。

本案件は、バングラデシュにおいて、包括的・長期的な観点からエネルギー・電力セクターの開発方針・計画をマスタープランとして策定することで、エネルギー需給全体における低・脱炭素化を推進し、持続可能な発展を図るものであり、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール7、13に貢献します。

JICAは、2016年にバングラデシュの電力システムマスタープラン(Power System Master Plan 2016 (PSMP2016))の策定を支援しています。今回のマスタープランでは、エネルギーの安定供給及び経済合理性の確保を前提とし、電力だけでなく、エネルギー全体の低・脱炭素化の推進を目指します。今後バングラデシュ政府がエネルギーや電力の開発を自立的に行えるよう、政策・計画策定及びエネルギーデータマネジメントに必要な能力開発も行います。

案件の詳細は以下の通りです。

【案件基礎情報】
国名 バングラデシュ人民共和国
案件名 統合エネルギー・電力マスタープラン策定プロジェクト
実施予定期間 30か月
実施機関 電力エネルギー鉱物資源省エネルギー局及び電力局
対象地域 バングラデシュ全土
具体的事業内容(予定) 一次エネルギー供給・最終消費のバランス分析、電源構成見直しや各種省エネ施策を含む電力システム計画の策定、LNG輸入に関する法的枠組み検討、エネルギーデータ管理体制整備を通して、バングラデシュの持続可能な開発の達成のために必要となる、低・脱炭素エネルギー需給システム構築の実現に向けた統合エネルギー・電力マスタープランの策定を支援する。