パキスタン向け無償資金贈与契約の締結:浄水場の更新・拡張と送配水施設の整備により地域住民の安全な水へのアクセス向上に貢献

【SDGsロゴ】安全な水とトイレを世界中に

2021年3月19日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、3月19日、イスラマバードにて、パキスタン・イスラム共和国政府との間で「ファイサラバードにおける浄水場及び送配水管網改善計画」を対象として40億9,400万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本案件は、同国第3の都市であるファイサラバード市において、既存浄水場の更新・拡張、送配水施設の整備などを行うことにより、給水能力の向上を目指すものです。本案件により、地域住民の水道水へのアクセス拡充を通じて生活環境の改善が期待され、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール6に貢献します。

案件の詳細は以下の通りです。

【案件基礎情報】
国名 パキスタン・イスラム共和国
案件名 ファイサラバードにおける浄水場及び送配水管網改善計画(The Project for the Improvement of Water Treatment Plant and Water Distribution System in Faisalabad)
実施予定期間 52ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
実施機関 ファイサラバード上下水道公社
対象地域・施設 パンジャブ州ファイサラバード市
具体的事業内容(予定) ①施設整備
取水施設、浄水施設(急速ろ過方式、処理能力:22,700m³/日)、送配水施設(配水池(2池)、高架水槽(2槽)、送配水管(送水管:約4.1km、配水管:約3.1km))の整備
②コンサルティング・サービス
詳細設計、入札補助、施工監理、(ソフトコンポーネントとして)浄水施設運転維持管理及び送配水施設運転維持管理に関する技術移転