公益社団法人2025年日本国際博覧会協会との包括連携協定を締結:相互の連携強化によりSDGsの達成及びSociety 5.0の実現に貢献

2021年3月25日

包括連携協定 締結式の様子

国際協力機構(JICA)は、3月25日、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会(博覧会協会)との包括連携協定を締結しました。署名は、竹橋合同ビルにて、北岡伸一JICA理事長と石毛博行博覧会協会事務総長との間で行われました。

本協定は、相互の連携強化を図ることで、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)への機運を醸成しつつ万博を成功に導くとともに、SDGsの達成及びSociety 5.0の実現に貢献することを目的に締結するものです。

大阪・関西万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとして、2025年に大阪・夢洲にて開催予定です。コンセプトとして「-People’s Living Lab- 未来社会の実験場」を掲げ、万博会場の展示を見るだけでなく、世界80億人がオンライン上でアイデアを交換し、未来社会を「共創」することを目指しています。大阪・関西万博はこうした「共創」を通じ、SDGsの達成とSociety 5.0の実現に貢献することを目指していることから、通称「SDGs万博」とも呼ばれています。

JICAは「人間の安全保障」の理念に基づき、約半世紀の間、開発途上国の様々な開発課題の解決に取組んできました。この理念は「誰一人取り残さない」世界の実現を目指すSDGsの根底にあり、日本がいち早くその重要性を国際社会に提唱してきたものです。JICAは、大阪・関西万博を通じてこのような世界の実現に貢献してまいります。具体的には、JICAは「TEAM EXPO 2025」プログラム(注)の共創パートナーとして、「TEAM EXPO 2025」に集う多様な関係者との「共創」を通じた新しいアイデアの創出に取組みます。

JICAは本協定に基づき、博覧会協会と協力しながら、大阪・関西万博の成功、ひいてはSDGsの達成及びSociety 5.0の実現に貢献してまいります。


(注)「TEAM EXPO 2025」プログラム:
世界中の課題やソリューションを共有できるオンラインプラットフォーム。大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」を実現し、SDGsの達成に貢献するため、多様な参加者が主体となり、理想としたい未来社会を共に創り上げていくことを目指す取り組み。人類共通の課題解決に向け、先端技術など世界の英知を集め、新たなアイデアを創造・発信することが期待されている。