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ザンビア・マラウイ「南部アフリカ 農業バリューチェーン強化事業」に対する融資契約の締結(海外投融資):農作物加工工場の建設・運営を通じ農業の高付加価値化に貢献

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2021年4月13日

農作物加工工場運営事業

国際協力機構(JICA)は、3月16日、アフリカを中心に農作物取引、農業資材販売事業等を展開するETC Group(ETG)との間で、同社がザンビアとマラウイで実施する農作物加工事業に対する融資契約を締結し、3月29日に初回貸付を実行しました。また、4月12日には、ETGのJoint CEOとJICA民間連携事業部長との間でオンラインの面談を行い、協力や展望について意見を交わしました。

ザンビア・マラウイにおいて農業セクターは、就労人口の多くを占める主要産業ですが、流通・加工分野を含めた産業全体の高付加価値化の余地が大きく、同セクターの経済成長のポテンシャルの一つとされています。本事業は、ETGが両国において実施する農作物加工工場の建設・運営を支援するものであり、両国の主要産業である農業のバリューチェーンの強化と高付加価値化に貢献します。同工場で加工された商品は、両国内を含めた南部アフリカ地域で販売・消費されます。また、同工場で用いられる農作物は、主に周辺の小規模農家等から調達されるため、原料となる大豆の調達拡大を通じて、周辺農家の所得の安定等にも寄与します。

ETGは、“When farmers grow, we grow, too.(農家とともに成長する)”のミッションを掲げ、農家への支援・農作物の取引・農業サプライチェーン強化への取組において50年超の歴史を持つ企業です。2018年5月に、JICAはETGへ出資している三井物産株式会社及びETGと、アフリカ地域における持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた協力覚書を締結しており、本融資は同覚書に関連するものです。

本事業を通じ、新型コロナウィルスのリスクに晒されている両国の農業サプライチェーンの維持に貢献し、またSDGsゴール9、2、17に貢献します。