産業技術総合研究所と連携協定を締結:AIやビッグデータを活用し、地球規模の課題解決に協働して貢献

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2021年5月20日

【画像】国際協力機構(JICA)は、5月20日、国立研究開発法人産業技術総合研究所(AIST)と、デジタル技術利用分野での連携協力の推進に関する協定を締結しました。

本協定は、開発途上国・地域における新たなビジネスや価値創造をもたらす情報通信や人工知能(AI) 等のデジタル技術の活用と、高度なデータ連携を可能にするデジタル環境の構築を推進することを目的に、JICAとAISTが相互の組織特性を活かし、地球規模課題の解決に資するデジタル共創を目指すものです。

AISTの大規模AIクラウド計算システム(ABCI)を利用し、JICAから提供する現地の地理・自然関連情報、社会経済関連情報、特定テーマに関する情報や衛星観測データ等を、人工知能(AI)技術により自動解析することで、開発途上国・地域の橋梁、道路、空港、堤防等の施設設置場所からの位置ずれや歪み、森林伐採、違法漁業船の監視や予測等に有用な高度デジタルシステムの構築を推進します。さらに、ビックデータを用いたAI技術の活用により気候変動や、資源・エネルギー、環境、食糧等の地球規模課題の解決にも取り組む予定です。

本協定に基づき、協働で開発途上国・地域のさまざまな社会問題や地球規模課題の解決に向けたオープンイノベーションに取り組むとともに、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール9、11、15に貢献することが期待されます。