ルワンダ向け技術協力プロジェクト討議議事録の署名:コーヒーバリューチェーンの強化を通じ高付加価値化と持続性の向上に貢献

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2021年6月4日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、6月3日、キガリにて、ルワンダ共和国政府との間で、技術協力プロジェクト「コーヒーバリューチェーン強化振興プロジェクト」に関する討議議事録(Record of Discussions: R/D)に署名しました。

ルワンダにおいて農業はGDPの約34%を占め、全人口の約70%が従事する主要産業であり、その中でコーヒーは紅茶や菊とともに主要な伝統的作物として、農産品輸出でも大きな割合を占めています。2016年の輸出に占めるコーヒーの割合は35%であり、外貨獲得手段として期待されている商品作物です。一方で、国際競争の中で、産出量の小さいルワンダ産コーヒーが国際市場で勝ち抜いていくための方策を見出す必要があります。

本案件は、2017年から2021年まで実施された「コーヒーバリューチェーン強化プロジェクト」の後継案件であり、これまでの協力の成果を土台に、栽培・加工・流通の各バリューチェーンの工程において組織体制の強化、生産技術の改善や市場認知度の向上等を支援することにより同国コーヒー産業の高付加価値化と持続性向上を図るもので、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール2、12に貢献します。

【案件基礎情報】
国名 ルワンダ共和国
案件名 コーヒーバリューチェーン強化振興プロジェクト
実施予定期間 2021年9月~2026年9月
実施機関 農業動物資源省、国家農業輸出振興機構、ルワンダ農業庁
対象地域 ルワンダ全土
具体的事業内容(予定) コーヒーバリューチェーン関係者間の協議枠組みの自立化促進や高収益・高品質コーヒー生産モデルの構築、及びルワンダ産コーヒーの市場認知度向上を図りルワンダ産コーヒー産業の振興に寄与する。