国立大学法人鳴門教育大学とJICAが連携協定を締結:教育分野における連携協力を強化

2021年6月9日

オンライン署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、6月9日、国立大学法人鳴門教育大学(以下、鳴門教育大学)と連携協定を締結しました。署名は、オンライン上でJICA 北岡伸一 理事長と、鳴門教育大学 山下一夫 学長との間で行われました。

今回の協定は、開発途上国における教育分野の支援や、国際協力人材の育成を強化するため、より包括的な連携を目指すものです。SDGs(持続可能な開発目標)ゴール4に貢献します。

JICAと鳴門教育大学は、1998年以降これまで20年以上に亘り、教育分野における研修員受け入れ事業、技術協力プロジェクト、草の根協力事業等、様々な連携協力を実施してきました。

中でも、研修員受け入れ事業においては、2020年度までに合計63ヵ国から1,200名以上の研修員が鳴門教育大学で学んできました。研修員たちは、帰国後に日本で学んだことを自国の教育の現場等に還元し、活躍しています。

さらに、今回の連携協定の締結を通じ、開発途上国に対する教育協力の更なる展開として、エルサルバドルやモザンビークで実施する技術協力プロジェクト(関連リンク参照)において、専門家の派遣や現地の教育省関係者への研修の実施を行うとともに、教育関連の行政官の育成を目的とした留学生受け入れ等の包括的な協力を行う予定です。教育分野における専門的な知見を持つ鳴門教育大学との連携協定締結により、教育協力に関連する事業をより長期的かつ戦略的に実施してまいります。

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