ルワンダ向け技術協力プロジェクト討議議事録の署名:地方給水の維持管理能力強化を支援

【SDGsロゴ】すべての人に健康と福祉を

【SDGsロゴ】安全な水とトイレを世界中に

2021年6月10日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、6月10日、キガリにて、ルワンダ共和国政府との間で、技術協力プロジェクト「地方給水マネジメント強化プロジェクト」に関する討議議事録(Record of Discussions: R/D)に署名しました。

ルワンダでは、地方の給水施設が十分に稼働しておらず、地方部での安全な水へのアクセス率は約52.6%にとどまると言われています。本案件は、国内でも特に給水率の低い東部7郡を対象に、地方給水施設の運営維持管理能力や、給水施設の拡張・更新に関する計画策定能力、ならびにコミュニティ水源である湧水の管理能力を強化することで、ルワンダ国全土における地方給水サービスに関する計画策定・実施能力の強化を目指すもので、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール3、6に貢献します。

案件の詳細は以下のとおりです。

【案件基礎情報】
国名 ルワンダ共和国
案件名 地方給水マネジメント強化プロジェクト
実施予定期間 60ヶ月
実施機関 水衛生公社、インフラ省、地方自治省
対象地域 キガリ市(水衛生公社本部)、東部県の全7郡:ブゲセラ郡、ガツィボ郡、カヨンザ郡、キレヘ郡、ンゴマ郡、ニャガタレ郡、ルワマガナ郡
具体的事業内容(予定) 湧水を含む地方給水施設の維持管理能力の向上を目指すため、専門家派遣や研修員受入れ、機材供与を通じて、水衛生公社、郡、民間事業者の施設の運営維持管理能力、水衛生公社および郡の給水施設の拡張及び更新に関する計画策定能力、郡や水利用委員会等のコミュニティ水源の管理能力の強化を図る。