セネガル向け無償資金協力贈与契約の締結:ワクチン接種に必要な機材の整備を通じた新型コロナウイルス感染症ワクチンの効果的で安全な接種体制の構築に貢献

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2021年8月24日

国際協力機構(JICA)は、7月23日、ダカール市にて、セネガル共和国政府との間で、「新型コロナウイルス感染症危機対応緊急支援計画」を対象として5億1,400万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました(注)。

本案件は、セネガルにおいて、ワクチン輸送用保冷機能付き車両等のワクチン接種に必要な機材を速やかに整備することにより、新型コロナウイルス感染症ワクチンの効果的で安全な接種体制の構築を図り、もって同国のワクチン接種率向上及びCOVID-19の早期収束に寄与するものです。SDGs(持続可能な開発目標)ゴール3に貢献します。

また、本案件は日本政府が掲げる各国国内でのワクチン接種体制を構築する「ラスト・ワン・マイル支援」に資する事業です。JICAは実施中または実施予定の技術協力による人材育成とも合わせつつ、日本ならではの協力を展開していきます。

案件の詳細は以下のとおりです。

【案件基礎情報】
国名 セネガル共和国
案件名 新型コロナウイルス感染症危機対応緊急支援計画(The Programme for COVID-19 Crisis Response Emergency Support)
実施予定期間 18カ月
実施機関 国家流行病対策委員会
対象地域・施設 全国
具体的事業内容(予定) 1.機材調達
ワクチン輸送用保冷機能付き車両などコールドチェーン関連機材、コールドルーム、フリーザールームなどワクチン保管用設備、検査用資機材、疫学調査用機器等

2.コンサルティング・サービス/ソフトコンポーネント
コールドチェーン機材の保守管理等に関する技術指導、調達監理

(注)セネガル共和国政府から8月18日に贈与契約に対する署名完了の通知があったもの。