ベトナム向け技術協力プロジェクト討議議事録の署名:鉄道学校における人材育成を支援

【SDGsロゴ】1住み続けられるまちづくりを

2021年10月21日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、10月20日、ハノイにて、ベトナム社会主義共和国との間で、技術協力プロジェクト「鉄道学校における都市鉄道研修能力強化プロジェクト【有償勘定技術支援】」に関する討議議事録(Record of Discussions: R/D)に署名しました。

ベトナムでは、都市人口の増加に伴ってバイクや自動車による交通量が増加し、交通渋滞の深刻化や交通事故の増加、大気汚染の悪化等の問題が生じています。これらの解決に向けて、都市鉄道の整備が進められており、JICAは円借款の供与や技術協力を通じて支援しています。本案件は、ベトナム国内唯一の都市鉄道人材育成機関であるベトナム鉄道学校の人材育成・運営能力の強化を通じて、都市鉄道システムの安全かつ効率的な運行に寄与するもので、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール11に貢献します。

案件の詳細は以下の通りです。

【案件基礎情報】
国名 ベトナム社会主義共和国
案件名 鉄道学校における都市鉄道研修能力強化プロジェクト【有償勘定技術支援】
実施予定期間 48ヵ月
実施機関 ベトナム鉄道学校
対象地域 ハノイ市他
具体的事業内容(予定) ベトナム鉄道学校において、都市鉄道研修組織の設立、研修カリキュラムや教材の策定等を実施することで、ベトナム都市鉄道を安全かつ正確に運行し、適切な維持管理を行っていくための人材を、長期的かつ安定的に育成する。