バヌアツ向け無償資金贈与契約の締結:再生可能エネルギーの導入を通し、安定的な電力供給の実現及び気候変動対策に貢献

【SDGsロゴ】エネルギーをみんなに そしてクリーンに

【SDGsロゴ】1気候変動に具体的な対策を

2022年2月8日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、2月8日、ポートビラにて、バヌアツ共和国政府との間で、「サント島における水力発電施設建設計画」を対象として39億5,100万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本案件は、サント島サラカタ川において、新規流込み式小水力発電施設等を建設することにより、増大する電力需要に対してクリーン且つ安定的な電力供給を実現するとともに輸入化石燃料への依存軽減を図り、もって産業活動・市民生活レベルの向上及び気候変動対策に寄与することが期待され、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール7(エネルギーをみんなに そしてクリーンに)、13(気候変動に具体的な対策を)に貢献します。

なお、本案件の詳細設計のため、2021年2月に、6,300万円を限度とする無償資金協力の贈与契約を締結済です。

案件の詳細は以下の通りです。

【案件基礎情報】
国名 バヌアツ共和国
案件名 サント島における水力発電施設建設計画(The Project for the Construction of Hydropower Station in Espiritu Santo Island)
実施予定期間 71ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
実施機関 気候変動適応・気象・地質災害・環境・エネルギー省
対象地域 サンマ州エスピリッツサント島
具体的事業内容(予定) ①施設整備/機材調達
取水施設、導水施設、発電所、アクセス道路(延長約6.0km)
発電設備(1,000kW)、送変電用設備(降圧用変圧器3,000kVA 1台)
②コンサルティング・サービス
詳細設計、入札補助、調達・施工監理、保守管理に係るマニュアル整備、モニタリング体制強化等