タンザニア連合共和国向け無償資金贈与契約の締結:内陸港の機能強化を通して、物流効率化に貢献

【SDGsロゴ】働きがいも経済成長も

【SDGsロゴ】産業と技術革新の基盤をつくろう

2022年3月4日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、2月4日、ダルエスサラームにて、タンザニア連合共和国政府との間で、「キゴマ港改修計画」を対象として27億2,600万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

キゴマ港は、タンザニア東部のタンガニーガ湖の西岸に位置する内陸港であり、タンガニーガ湖からルワンダ、ブルンジ、コンゴ民主共和国等への通じる中央回廊のハブ港として機能しています。

本案件は、港湾施設の老朽化が深刻であるキゴマ港において、旅客埠頭の改修・浚渫、一般貨物倉庫の建設、アクセス道路の舗装を行うことにより、旅客の乗降や荷役の安全性・効率性の改善を図り、もってタンザニア海岸部からルワンダ・ブルンジ・コンゴ民主共和国に至る中央回廊上の交易、輸送の改善に寄与します。中央回廊上の港湾整備を通じて、持続可能な経済成長に必要な交通・物流の効率化に資することから、SDGsゴール8(働きがいも経済成長も)及びゴール9(産業と技術革新の基礎をつくろう)に貢献します。

【案件基礎情報】
国名 タンザニア連合共和国
案件名 キゴマ港改修計画(The Project for the Rehabilitation of Kigoma Port)
実施予定期間 42ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
実施機関 タンザニア港湾公社
対象地域・施設 キゴマ州キゴマ・ウジジ市、キゴマ港
具体的事業内容(予定) ①施設、機材等の内容
【施設】旅客埠頭(6,500㎡)、旅客埠頭前の浚渫(水深5m)、旅客待合施設(1,296㎡)、旅客埠頭へのアクセス道路(7m幅×距離約481m)、埠頭前広場の舗装(949㎡)、一般貨物倉庫の建設(延べ床面積2,088㎡)

②コンサルティング・サービス
詳細設計、入札補助、施工監理