ネパール向け無償資金贈与契約の締結:上水道施設の整備を通じて安全な水へのアクセス向上に貢献

【SDGsロゴ】すべての人に健康と福祉を

【SDGsロゴ】安全な水とトイレを世界中に

2022年3月10日

署名の様子

国際協力機構(JICA)は、3月10日、カトマンズにて、ネパール政府との間で「ビラトナガルにおける上水道改善計画」を対象として25億4,100万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本案件は、ネパール第三の都市であるビラトナガル市において、上水道施設を拡張・更新することにより、水質の改善及び安定した給水の実現を目指すものです。本案件により、地域住民の安全な水へのアクセス向上を通じて生活環境の改善が期待され、また新型コロナウイルス感染症を含む感染症対策にも寄与することから、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール3(すべての人に健康と福祉を)及び6(安全な水とトイレを世界中に)に貢献します。

案件の詳細は以下の通りです。

【案件基礎情報】
国名 ネパール
案件名 ビラトナガルにおける上水道改善計画(The Project for the Improvement of Water Supply in Biratnagar)
実施予定期間 34ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
実施機関 ネパール水道公社
対象地域・施設 第1州ビラトナガル市
具体的事業内容(予定) ①施設
深井戸による取水施設12基、浄水施設4基、浄水池/ポンプ棟4基、高架水槽1箇所、配水管(約97km)の新規敷設・更新等
②コンサルティング・サービス
詳細設計、入札補助、施工監理、(ソフトコンポーネントとして)浄水施設運転・維持管理、配水システム運転・維持管理に関する技術移転