ラオス向け無償資金贈与契約の締結:ラオス国立大学工学部の施設・実験機材整備を通じて質の高い工学系人材の育成に貢献

【SDGsロゴ】働きがいも経済成長も

【SDGsロゴ】産業と技術革新の基盤をつくろう

2022年3月25日

署名式

国際協力機構(JICA)は、3月25日、ビエンチャンにて、ラオス人民民主共和国政府との間で、「ラオス国立大学工学部施設及び実験機材整備計画」を対象として21億500万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

ラオス政府は鉱工業及び建設業を経済成長のけん引役と位置付け、新技術の活用、経済基盤の多様化、生産性向上、サプライチェーンの再構築を目指しており、高い専門知識と技術を持つ工学系人材の育成が課題となっています。本案件は、国内 4 つの国立大学工学部のうち、最も多くの卒業生を輩出するラオス国立大学工学部の教育及び研究活動に必要な施設・機材の整備を行うことによって、教育・研究環境の改善を図るものです。産業界のニーズに合った質の高い工学系人材の育成が期待され、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール8(働きがいも経済成長も)、9(産業と技術革新の基礎をつくろう)に貢献します。


案件の詳細は以下の通りです。

【案件基礎情報】
国名 ラオス人民民主共和国
案件名 ラオス国立大学工学部施設及び実験機材整備計画(The Project for the Improvement of Facilities and Laboratory Equipment at the Faculty of Engineering, National University of Laos)
実施予定期間 37ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
実施機関 ラオス国立大学
対象地域・施設 ラオス国立大学(ビエンチャン)
具体的事業内容(予定) ① 施設整備/機材調達
実験施設(研究室、実習室、準備室等)、工学部共通施設(測定室、分析室、実験室等)、教育・研究用機材
② コンサルティング・サービス
詳細設計、入札補助、施工・調達監理