フィジー向け無償資金贈与契約の締結:橋梁架け替えを通じ、自然災害に対する基幹道路の強靭性の向上を支援

【SDGsロゴ】すべての人に健康と福祉を

【SDGsロゴ】産業と技術革新の基盤をつくろう

【SDGsロゴ】1気候変動に具体的な対策を

2022年3月29日

署名式

国際協力機構(JICA)は、3月29日、スバにて、フィジー共和国政府との間で、「タマブア・イ・ワイ橋架け替え計画」を対象として29億3,100万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本案件は、ビチレブ島に位置する首都スバ市に通じる最重要幹線道路であるクイーンズロードの一部をなすタマブア・イ・ワイ橋を架け替えることにより、安全で安定した交通の確保、輸送力強化と交通安全を目指すものです。本案件により、気候変動等による自然災害に対する基幹道路の強靭性の向上が期待され、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール3(全ての人に健康と福祉を)、9(産業と技術革新の基礎をつくろう)、13(気候変動に具体的な対策を)に貢献します。

なお、本案件の詳細設計のため、2020年10月に、6,000万円を限度とする無償資金協力の贈与契約を締結済です。

案件の詳細は以下の通りです。

【案件基礎情報】
国名 フィジー共和国
案件名 タマブア・イ・ワイ橋架け替え計画
実施予定期間 62か月(詳細設計・入札期間含む)
実施機関 インフラ・気象サービス省、フィジー道路公社
対象地域・施設 ビチレブ島スバ市
具体的事業内容(予定) ① 施設整備
新橋建設(2車線、橋長90m、幅10m(歩道含む))
一部現橋の撤去(橋台部分)
取付道路建設
② コンサルティング・サービス
詳細設計、入札補助、施工監理