タイ向け無償資金贈与契約の締結:国境付近における水際対策の強化により強靭な保健システムの構築に貢献

【SDGsロゴ】すべての人に健康と福祉を

2022年5月20日

署名式

国際協力機構(JICA)は、5月19日、バンコクにて、タイ王国政府との間で、「新型コロナウイルス感染症危機対応緊急支援計画」を対象として5億円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本案件は、タイにおいて、検疫・国境管理及び感染症の診断・治療のための機材を整備することにより、検疫体制及び国境付近における将来の感染症の脅威に備えた水際対策としての診断・治療体制の強化を図り、もってポストコロナへの備えとして強靭な保健システムの構築に寄与するもので、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール3(すべての人に健康と福祉を)に貢献します。

案件の詳細は以下の通りです。

【案件基礎情報】
国名 タイ王国
案件名 新型コロナウイルス感染症危機対応緊急支援計画 (The Programme for COVID-19 Crisis Response Emergency Support)
実施予定期間 24ヵ月
実施機関 保健省、外務省国際開発協力機構
対象地域・施設 全国
具体的事業内容(予定) ① 機材調達
検疫・検査用機材(隔離用陰圧テント、患者搬送用陰圧カプセル、PCR検査機器、高感度抗原検査機器等)、診断・治療用機材(ポータブルX線機材(デジタル)、人工呼吸器等)
② コンサルティング・サービス
調達監理、検疫・診断・治療機材に関する技術指導