エルサルバドル共和国向けドル建て借款貸付契約の調印：幹線道路の整備により交通渋滞の緩和と中米地域の物流網強化に貢献

国際協力機構（JICA）は、8月22日、サンサルバドルにて、エルサルバドル共和国政府との間で、「サンミゲル市バイパス建設事業（Ⅱ）」を対象として 5,137万米ドルを限度とするドル建て借款貸付契約（Loan Agreement: L/A）に調印しました。

エルサルバドル東部の中心都市であるサンミゲル市街地を通過する国道1号線は、メキシコからパナマまでを結ぶ中南米地域の重要な物流網ですが、同国の経済発展にともない渋滞が深刻化しています。本事業は、サンミゲル市周辺における幹線道路を整備することによって、交通輸送能力の増強を図り、もってエルサルバドルの経済発展に寄与するものです。SDGs（持続可能な開発目標）ゴール9（産業と技術革新の基盤をつくろう）に貢献します。

事業の詳細は以下のとおりです。

1．借款金額及び条件

2．事業実施機関
エルサルバドル公共事業・運輸省（Ministry of Public Works and Transportation）
住所:　Plantel La Lechuza, Carretera a Santa Tecla Km. 5 1/2, San Salvador, Republic of El Salvador
TEL：+503-2528-3000

3．今後の事業実施スケジュール（予定）
（1） 事業の完成予定時期：　2024年8月（施設供与開始時をもって事業完成）
（2） コンサルティング・サービスに係る招請状送付予定時期：雇用済
（3） 本体工事に係る国際競争入札による最初の調達パッケージの入札公示：契約済