ネパール向け無償資金贈与契約の締結:灌漑施設の改修を通じて農業生産性の向上に貢献

【SDGsロゴ】貧困をなくそう

【SDGsロゴ】飢餓をゼロに

2022年9月22日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、9月21日、カトマンズにて、ネパール政府との間で「タライ東部地域における灌漑施設改修計画」を対象として22億5,600万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本案件は、同国全灌漑面積の約8割を占めるタライ平野の東部において、既存灌漑施設の改修等を行うことにより、灌漑用水の安定的供給及び効率的利用を目指すものです。本案件により、対象地域における農業生産性向上が期待され、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール1(貧困をなくそう)及び2(飢餓をゼロに)に貢献します。

案件の詳細は以下の通りです。

【案件基礎情報】
国名 ネパール
案件名 タライ東部地域における灌漑施設改修計画(The Project for the Rehabilitation of Irrigation System in Eastern Terai Area)
実施予定期間 47ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
実施機関 ネパールエネルギー水資源灌漑省水資源灌漑局
対象地域・施設 マデシ州サプタリ郡
具体的事業内容(予定) ①施設
用水路サイホン8ヶ所の改修、横断排水工9ヶ所の改修、水路横断橋15ヶ所の改修
②コンサルティング・サービス
詳細設計、入札補助、施工監理、(ソフトコンポーネントとして)用水路サイホンの維持管理に必要な技術指導等