ラオス向け技術協力プロジェクト討議議事録の署名:都市交通の改善を通じて世界遺産都市ルアンパバーンの持続可能な発展に貢献

【SDGsロゴ】1住み続けられるまちづくりを

2022年10月24日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、10月24日、ビエンチャンにて、ラオス人民民主共和国政府との間で、技術協力プロジェクト「ルアンパバーンにおける持続可能な都市開発・交通管理プロジェクト」に関する討議議事録(Record of Discussions: R/D)に署名しました。

ラオス北部に位置する古都ルアンパバーンは、UNESCO世界文化遺産に登録されているラオス有数の観光地です。近年の成長は著しく、人口増加や鉄道・道路など交通網の拡大により、周辺環境は大きく変化しています。今後も人流、交通流が大幅に増加することが予想されますが、現状ではその影響が十分に考慮されておらず、長期的なビジョンや計画が立っていません。

このような状況を踏まえ、本案件は、同世界遺産地区と周辺地域において、都市交通に関わる行政機関の計画策定能力及び事業実施能力の強化を図るものです。
本案件を通じて、ルアンパバーンが持続可能な観光都市として発展するための交通事業の実現に寄与し、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール11(住み続けられるまちづくりを)に貢献します。

案件の詳細は以下のとおりです。

【案件基礎情報】
国名 ラオス人民民主共和国
案件名 ルアンパバーンにおける持続可能な都市開発・交通管理プロジェクト
実施予定期間 36ヵ月
実施機関 公共事業運輸省運輸局、ルアンパバーン県公共事業運輸局
対象地域 ルアンパバーン世界遺産地区と周辺地域
具体的事業内容(予定) 都市交通マスタープランの策定および交通パイロット事業の計画・実施を通じて、ラオス側の計画策定能力及び事業実施能力の向上を図る。