マダガスカル向け無償資金贈与契約の締結:コメの種子生産施設・機材の整備を通じて、農業生産性の向上に貢献

【SDGsロゴ】飢餓をゼロに

2022年11月2日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、10月26日、アンタナナリボにて、マダガスカル共和国政府との間で、「稲種子生産ほ場及び施設整備計画」を対象として22億5,700万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本案件は、アロチャ・マングル県およびアナラマンガ県において、コメの認証種子および認証種子の生産に必要な原種種子の生産・管理を担う機関の施設および機材を整備・改修することで、生産性の高い認証種子の増産を目指すものです。本案件により、マダガスカルのコメの生産量の増大が期待され、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール2(飢餓をゼロに)に貢献します。

案件の詳細は以下のとおりです。

【案件基礎情報】
国名 マダガスカル共和国
案件名 稲種子生産ほ場及び施設整備計画 (The Project for the Development of Rice Seeds Production Fields and Facilities)
実施予定期間 27ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
実施機関 農業・畜産省
対象地域・施設 アロチャ・マングル県およびアナラマンガ県
具体的事業内容(予定) ①施設整備/機材調達
【施設】種子管理局事務・検査棟(総延床面積約752㎡)、種子増殖公社事務・検査棟等(総延床面積約2,454㎡)、乾燥ヤード(約3,000㎡)、ほ場整備(206ha)
【機材】
種子検査機材一式、ピックアップトラック1台
中型トラクタ1台、エンジン付脱穀機1台、種子保存用冷凍庫、認証種子用調製機材1式、ほ場機械、建設・維持管理機械等

②コンサルティング・サービス
詳細設計、入札補助、施工・調達監理等