タイ向け技術協力プロジェクト討議議事録の署名:固定資産評価業務の能力向上を支援

【SDGsロゴ】1人や国の不平等をなくそう

【SDGsロゴ】1パートナーシップで目標を達成しよう

2022年11月2日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、10月25日、バンコクにて、タイ王国政府との間で、技術協力プロジェクト「固定資産評価能力向上プロジェクト」に関する討議議事録(Record of Discussions: R/D)に署名しました。

タイでは、2019年に新土地家屋税が施行され、課税標準が資産の評価額に変更されたものの、固定資産評価を行う際の評価基準の客観性・透明性、固定資産データ、研修体制といった分野に課題がありました。

このような状況を踏まえ、本案件は、タイ財務省理財局資産評価基準部等における固定資産評価業務の改善を通じて、固定資産評価の効率性及び正確性を向上させ、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール10(人や国の不平等をなくそう)、ゴール17(パートナーシップで目標を達成しよう)に貢献することを目指します。

案件の詳細は以下のとおりです。

【案件基礎情報】
国名 タイ王国
案件名 固定資産評価能力向上プロジェクト
実施予定期間 36ヶ月
実施機関 財務省理財局
対象地域 タイ国内のパイロット活動対象自治体の管轄地域
具体的事業内容(予定) 固定資産評価に関する業務マニュアル、ITシステム、研修環境の改善を行うことで、タイ財務省理財局の資産評価基準部の固定資産評価の効率性と正確性の改善を図る。