カンボジア向け技術協力プロジェクト討議議事録の署名:サイバーセキュリティ能力強化を支援

【SDGsロゴ】産業と技術革新の基盤をつくろう

【SDGsロゴ】1パートナーシップで目標を達成しよう

2022年11月30日

署名式の様子

国際協力機構(JICA)は、11月29日、プノンペン都にて、カンボジア王国政府との間で、技術協力プロジェクト「サイバーセキュリティ能力向上プロジェクト」に関する討議議事録(Record of Discussions: R/D)に署名しました。

カンボジアでは、郵政通信省のICTセキュリティ局に国家CSIRT(注)であるCamCERT(Cambodia Computer Emergency Response Team)が配置されています。本案件は、日々高度化するサイバー攻撃等に対応するため、ICTセキュリティ局を中心にサイバーセキュリティ能力向上支援を行い、将来的にカンボジア全体におけるデジタル社会のサイバーセキュリティ・レジリエンスの強化を目指します。
本案件を通じて、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール9(産業と技術革新の基盤をつくろう)、17(パートナーシップで目標を達成しよう)に貢献します。

(注)CSIRT: Computer Security Incident Response Team の略。情報セキュリティ上の問題や事故が発生した場合に、適切な対応を実施する組織のことを指す。

案件の詳細は以下のとおりです。

【案件基礎情報】
国名 カンボジア王国
案件名 サイバーセキュリティ能力向上プロジェクト
実施予定期間 42ヵ月
実施機関 郵政通信省のICTセキュリティ局
対象地域 プノンペン都
具体的事業内容(予定) カンボジア全体のサイバーセキュリティ能力向上のため、その中心となるICTセキュリティ局の能力を強化する。他省庁等との連携、一般国民への普及啓発活動、またカンボジアに必要なサイバーセキュリティに関する法律や基準等を特定することで、同国のサイバーセキュリティの総合的な強化を図る。