セネガル向け無償資金贈与契約の締結:水産物検査所建設を通じて輸出水産物の安全性・付加価値向上に貢献

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2022年12月27日

国際協力機構(JICA)は、12月26日、ダカールにて、セネガル共和国政府との間で、「国立水産物分析所建設計画」を対象として15億4,200万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本案件は、ダカール州ジャムナージョ新都心において水産物分析所の建設及び検査機材の整備を行うことにより、水産物の検査体制の強化を目指すものです。本案件を通して輸出水産物の安全性・付加価値の向上、輸出の促進・安定化が期待されており、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール8(持続的、包摂的で持続可能な経済成長)及びゴール14(健全で生産的な海洋の実現)に貢献します。また、本年8月末に開催されたTICAD8において表明した「自由で開かれた国際経済システムの強化」にも高く貢献するものです。

案件の詳細は以下のとおりです。

【案件基礎情報】
国名 セネガル共和国
案件名 国立水産物分析所建設計画 (The Project for the Construction of National Analysis Laboratory for Fishery Products)
実施予定期間 24ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
実施機関 漁業海洋経済省水産加工企業局および水産物分析所
対象地域・施設 ダカール州ジャムナージョ新都心
具体的事業内容(予定) ①施設整備/機材調達
【施設】衛生分析所本棟、付帯施設(総延床面積約2,507平米)
【機材】官能検査機器、微生物検査機器、化学検査機器、その他各種検査機材等

②コンサルティング・サービス
詳細設計、入札補助、施工・調達監理等

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