フィリピン向け無償資金協力贈与契約の締結:汚泥処理施設・機材を通じてセブ都市圏の衛生環境の改善に貢献

【SDGsロゴ】安全な水とトイレを世界中に

2023年3月9日

署名の様子

署名の様子

国際協力機構(JICA)は、2月27日、マニラにて、フィリピン共和国政府との間で、「メトロセブ水道区汚泥管理計画」を対象として20億5,200万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

本計画は、フィリピン中部のメトロセブ(セブ州のうちセブ市を含む7市6町から構成されるフィリピン第2の都市圏)において、腐敗槽汚泥処理施設の建設及び汚泥収集車両の導入並びにメトロセブ水道区の汚泥処理に係る運営体制の構築を支援することにより、家庭汚泥処理の促進を図り、もって同地域の水・衛生環境汚染の改善に寄与するものであり、SDGs(持続可能な開発目標)ゴール6(安全な水とトイレを世界中に)に貢献します。

案件の詳細は以下のとおりです。

【案件基礎情報】
国名 フィリピン共和国
案件名 メトロセブ水道区汚泥管理計画(Project for the Septage Management of Metro Cebu Water District)
実施予定期間 約49ヵ月(詳細設計・入札期間含む)
実施機関 メトロセブ水道区
対象地域・施設 メトロセブ地域における 6 地方自治体
具体的事業内容(予定) ① 施設整備/機材調達
【施設】腐敗槽汚泥処理施設(400立方メートル/日) 、付帯構造物(管理棟、場内舗装)
【機材】汚泥収集車(35 台)、脱水汚泥運搬車(4 台)
② コンサルティング・サービス
詳細設計、入札補助、調達監理、施工監理、運営体制構築支援、住民啓発活動支援等