太平洋島嶼国リーダー教育支援プログラム(Pacific-LEADS:Pacific Leaders'Educational Assistance for Development of State)

2019年度からはSDGsグローバルリーダー(大洋州)(Pacific-LEADSフェーズ2)として大洋州諸国からの外国人留学生(以下、研修員)を受入れています。

Pacific-LEADS ニュース

1.背景

大洋州諸国の主要な開発課題である、防災、気候変動、エネルギー等に対応するためには、財政、行政、産業振興、社会サービスの提供を担う中核人材の育成が急務となっています。
2015年5月に、我が国は第7回太平洋・島サミット(PALM7)を開催し、(1)防災、(2)気候変動、(3)環境、(4)人的交流、(5)持続可能な開発(人材育成含む)、(6)大洋・海洋問題・漁業、(7)貿易・投資・観光の7つの分野に焦点を当てて協力を進めることを各国首脳と合意しました。
JICAでは、7つの分野の中で、「(5)持続可能な開発」に関し、大洋州諸国・地域の脆弱性の緩和および克服の観点から、国の将来にとって重要な役割を果たす若い世代の育成が重要であるとの認識のもと、2016~2018年度に「太平洋島嶼国リーダー教育支援プログラム」(Pacific-LEADSフェーズ1)の受入を実施しました。
2019年度からは、全世界を対象とした「SDGsグローバルリーダー」の一部に改編し、SDGsグローバルリーダー(大洋州)(Pacific-LEADSフェーズ2)として、引き続き研修員を受入れています。

2.プログラム概要

Pacific-LEADSでは、大洋州諸国の行政官・研究者等を研修員として日本に受入れ、本邦大学の修士課程などでの教育に加え、必要に応じて実務研修(インターンシップ)等の機会を提供することで、大洋州諸国の開発課題の解決に必要となる専門知識を有し、かつ、親日派・知日派として日本との関係の深化に貢献する人材の育成を行っています。
受入対象分野は防災、気候変動、環境、持続可能な開発、大洋・海洋問題・漁業、貿易・投資・観光、経済政策等、大洋州諸国において開発課題となっている学術分野です。

(1)Pacific-LEADSフェーズ1

  • 受入実施期間:2016年度~2018年度
  • 受入人数規模:3年間で合計100名の受入を達成

(2)SDGsグローバルリーダー(大洋州)(Pacific-LEADSフェーズ2)

経済成長に伴い複雑化・高度化する開発課題に対して、様々な開発課題を解決しながら持続可能かつ質の高い成長を続けることが求められている状況に伴い、SDGsグローバルリーダー(大洋州)として生まれ変わりました。

  • 受入実施期間:2019年度~
  • 受入人数規模:毎年20人程度の受入を想定
  • 応募要件:詳細はお問合せ先(1)までご連絡ください。

3.お問合せ

(1)プログラム内容に関するお問い合わせ

独立行政法人 国際協力機構 東南アジア・大洋州部
電話番号:03-5226-8968
メール:1rtd6@jica.go.jp

(2)研修員受入れ手続きに関するお問い合わせ

独立行政法人 国際協力機構 国内事業部 大学連携課
担当 紫藤、福元
電話番号:03-5226-83808342
メール:tatuc_university@jica.go.jp