ごあいさつ

南太平洋上のサモアは1997年国名が西サモア国からサモア独立国となりました。ポリネシア系のサモアの人々はフレンドリーで笑顔を絶やさず外国人を暖かく迎えてくれます。主なる2つの島(ウポル島、サバイイ島)の住人は185,000人ほどですがニュージーランド、オーストラリア、ハワイ、米本土などで海外生活をしている人たちがほぼ同数います。

さんご礁に囲まれ椰子の木が生い茂る緑豊かなサモアですが、島嶼国に共通する多くの問題を抱え人々は生活しています。火山で出来た地質は高温多雨にも拘わらず、その雨は地中に留まらず海に流れ出てしまい、飲料水の確保が困難な村がたくさんあります。電気はデーゼル発電を利用して配電されていますが、最近の原油高騰の煽りを受けて電気料は人々の生活を圧迫しています。フィラリア、デング熱、結核などの感染症も撲滅できていません。輸入に頼る物流から発生するゴミ処分の問題もあります。気象災害からの防衛も人々の関心事です。

日本政府はサモアの発展のため大きな貢献をしてきています。例えば、物流の拠点であるアピア湾の港湾施設建設、首都のあるウポル島とサバイイ島を結ぶフェリー連絡船の供与、漁港とそれに隣接する魚市場などのインフラ整備、教育関連ではサモア国立大学の建設などです。JICAは主に教育、医療、環境、経済開発分野への専門家、青年海外協力隊員、シニアボランティア派遣しサモアの人材育成をサポートしています。

気候変動、環境問題など地球で最初に影響を受ける島国サモアは世界の英知を求めています。JICAの支援がその英知の1つとなるよう協力していきます。

JICAサモア支所
鈴木秀幸