プロジェクト概要

ホニアラ港施設改善計画

「ホニアラ港施設改善計画」では、輸出入の拠点となっている首都のホニアラ港に第2国際埠頭等を新設し、貨物取扱量が急増している港のキャパシティ向上と安全性の確保を目指しています。

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現在のホニアラ港

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完成予想図

プロジェクト名

(和)ホニアラ港施設改善計画
(英)The Project for Improvement of Honiara Port Facilities

署名日

贈与契約(G/A)2014年5月20日

協力期間

2014年5月〜2016年8月

支援額

26億8,100万円

相手国実施機関

ソロモン諸島港湾公社(Solomon Islands Ports Authority:SIPA)

対象地域

ホニアラ市ホニアラ港

プロジェクトの背景と必要性

ソロモン諸島国は東西1,666.8キロメートルにわたる163万平方キロメートルの海域に広がる島嶼からなっており、輸出入される国際貨物や、国内物流のほとんどは、海運に頼っている。同国には主要な港が8ヵ所あるが、国際貨物についてはホニアラ港が中心的な役割を果たしており、食料、産業資機材、衣料、燃料など、国民の生活に欠かせない物資の輸入や、外貨を稼ぐパーム油、カカオ、材木、水産物等の輸出の拠点となっている。

1990年代後半の部族紛争により、一時期ホニアラ港における貨物取扱量が大きく減ったものの、紛争が終結した2003年以降の経済回復により取扱量が急増しており、今後もパーム油や鉱物資源などを中心とした輸出量のさらなる増加が見込まれている。

他方、現在のホニアラ港は貨物取扱量の急増に対応できておらず、岸壁待ちによる滞船時間の増加や、係留船舶に対して岸壁延長が短いために生じている荷役効率の低下、大型船と近辺に係留している小型船の接触の危険性等の問題も抱えている。本事業を通じて第二国際埠頭の整備を実施することで、ホニアラ港の能力向上と安全・保安性の確保が期待される。

期待される成果と活動内容

期待される成果

ホニアラ港の第二国際埠頭及び関連施設が新設される

活動内容

岸壁・護岸・コンテナヤード等の整備、岸壁前海底の掘削と埋立、給水・照明施設等付帯施設の建造など