プレトリア大学日本研究センター専門家(終了)

種別:
個別専門家
活動地域:
ハウテン州プレトリア
実施期間:
2016年10月~2021年10月
実施機関:
プレトリア大学日本研究センター
概要:
南アフリカ共和国と日本との関係は、1970年以降、主に貿易を中心として発展してきました。1994年に南アフリカが民主化へ移行してからは、従来の経済面での協力や交流に加えて、文化交流や学術的な教育研究交流も行われるようになりました。日本語学習の機運も生じ、2013年にはプレトリア大学で日本語講座が開講しました。こうした日本関心者層の広がりを受け、また、2010年に南アフリカと日本の国交樹立100周年を記念して、南アフリカに進出する日本企業からの基金をもとに、アフリカ大陸唯一の日本の研究機関として、ヨハネスブルグにあるプレトリア大学ビジネススクール(GIBS:Gordon Institute of Business Science)内に日本研究センターが設立されました。2015年には、日本とのビジネス・文化関係に加え、南アフリカの抱える開発課題研究に貢献するセンターとしての機能強化を目的に、拠点をGIBSからプレトリア市内のメインキャンパスへ移動しました。
本専門家は、日本研究センターの5か年計画策定を支援し、1)日本と南アフリカ研究の学術交流の促進、2)内外の関係機関との戦略的関係強化、3)日本のナレッジとコンピテンシーに関する教育と研修の機会提供という事業目的が制定されました。世界的課題に関するセミナーや講演会などの企画・開催を通じて学術交流を促進するとともに、日本・南アフリカ大学フォーラム(SAJU)、世界展開力強化事業、大学間協定の締結を含む日本と南アの大学間交流促進支援を実施しています。また、日本語コースのサポートや両国の学生対象のディスカッションの開催を通して、言語、社会、文化に関する日本理解に貢献しています。