2023年2月にタンザニア事務所長に着任しました。
JICAがタンザニアへの協力を開始したのは、タンザニアの独立の翌年の1962年です。JICAは60年以上にわたり、技術協力、ボランティア事業、無償資金協力、有償資金協力、民間連携事業と活動の幅も広げながら、様々な協力を行ってきました
タンザニアは豊かな自然環境にめぐまれた、人的資源が豊富な、落ち着きのある穏やかな国と感じています。経済面でも、堅調なマクロ経済状況のもと経済も着実に発展し、2020年には一人当たりGDPが低中所得国の水準に達しています。
一方、産業の多様化、インフラ開発、貧困改善、気候変動対応等、様々な課題にも面しています。世界的にも、リスクが多様化・複雑化し、多様なパートナーとともに課題に対応する力が、持続的な開発の実現にはますます重要となっています。
これまでの協力を通じて培ってきた経験や知識、そしてタンザニアの人々との様々なネットワークは、JICAの大切な財産です。TICADでもアフリカのオーナシップやパートナーシップを重視しています。タンザニア政府、民間セクター、タンザニアの人々との関係をさらに深め、そしてタンザニアとの日本との信頼関係TRUSTをさらに深め、JICAの協力を進めていきます。
2023年3月6日
タンザニア事務所長 荒 仁
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