首都ドドマ、第一の都市ダルエスサラーム、モロゴロといった大都市を含むワミ・ルブ流域は、タンザニアにおいて水利用が最も多く、また今後経済の成長に伴い、水需要の増加が見込まれています。しかしながら、同流域では、水資源、特に地下水の賦存量や様々なセクターの水需要が把握されておらず、その結果適切な水資源管理が行われていない状況にあります。
そこで、このプロジェクトでは、同流域を対象として、地下水を中心とした水資源ポテンシャルや水収支のメカニズムの解明、水理地質図の作成、水資源のモニタリング体制や水利権調整業務の改善、統合水資源管理・開発計画の策定を実施します。
このプロジェクトでは、合計16名の調査メンバーが、水省・水資源局やワミ・ルブ流域管理事務所のスタッフと一緒に活動しています。