天然ガス利活用に係る情報収集・確認調査

  • 種別:基礎情報収集・確認調査
  • 協力期間:2014年12月〜2015年11月
  • 実施機関:エネルギー鉱物省(MEM)、タンザニア石油公社(TPDC)

タンザニアでは2004年より小規模の天然ガスを国内で生産し主に火力発電に利用していますが、近年深海の大規模ガス田の存在が確認され、タンザニア政府はその開発を積極的に進めようとしています。

【画像】

液化天然ガスプラント建設予定地視察の様子

タンザニア政府は、天然ガスを効果的に活用するための指針となる天然ガス利活用マスタープランをトリニダード・トバゴ共和国政府の支援を受けてドラフトしましたが、同プランはタンザニア国内の需要想定が不十分であり具体的な開発行程表も示されていません。今後のガスセクターの開発を検討するためには、タンザニア国内の天然ガス需要や具体的な開発計画の内容検討が必要であり、本調査にてその現状を確認し、今後の開発計画が明らかになることが期待されます。

調査内容は、以下のとおりです。

  1. 生産量推定(開発されている浅海ガス田や今後の開発が期待される深海ガス田含む)
  2. 需要想定(別途実施中の電力システムマスタープランでの収集情報等も活用)
  3. 将来的なガス関連設備の経済性評価(液化天然ガスをガス生産、流通インフラなど)
  4. タンザニア側の人材育成(上記活動に関する手順や留意点を含む天然ガス開発に関する知識の向上を図る)

また、以下17名の調査調査団員を派遣しています。

  • 総括/経済財務分析/総合計画(1)
  • 副総括/海外液化天然ガス市場分析(2)/総合計画(2)
  • 天然ガス開発・利用総合計画
  • 資源量評価/天然ガス開発(上流)
  • 海外液化天然ガス市場分析(1)
  • ガス供給事業(1)
  • ガス供給事業(2)
  • 液化天然ガス事業(1)
  • 液化天然ガス事業(2)
  • ガス火力
  • 肥料プラント
  • 産業利用(1)
  • 産業利用(2)
  • 産業利用(3)
  • 運輸利用
  • 組織制度分析/人材育成計画
  • 環境社会配慮