East African Tournament

2020年6月20日

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Jinja Senior Secondary School FC

隊員氏名:坂口正高
隊次:2018年度 1次隊
職種:体育
任地:ジンジャ
出身県:神奈川県

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チームのコーチとして帯同

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教室にみんなで雑魚寝

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洗濯物はそのまま天日干し

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大会は3位入賞!

こんにちは。今回は2019年8月に行われた東アフリカサッカー大会に、コーチとして帯同した活動を、生活とサッカーの2つに分けて紹介します。

我々Jinja Senior Secondary School(Jinja SSS)サッカー部が参加した"East African Secondary Schools Sports Tournament"は、東アフリカ中高等学校スポーツ連盟(FEASSSA)によって毎年主催されており、18回目となる今大会はタンザニアのアルーシャで行われました。サッカーには開催国タンザニアをはじめとする東アフリカ6ヶ国(タンザニア、ザンジバル、ルワンダ、ケニア、マラウィ、ウガンダ)計13校が参加しました。

まずは生活面について紹介します。生徒、スタッフ陣はスクールバスで26時間(ケニアでの車中泊含む)かけて会場入りしました。宿泊先は会場近くの学校の教室で持参したマットレスを敷いてみんなで雑魚寝でした(ボランティアはJICAの安全規定上空路移動&ホテル泊…)。自分は毎日ホテルから学校に通い食事、練習、余暇そして試合を繰り返し、ほとんどの時間を共に過ごしました。生徒と過ごす時間は選手に戻ったような感覚でまったりした時間を過ごしたり、洗濯をしたり、外の囲いの中で裸になって汗を流したり。日本からの旅行だったらサバイバルかと思うような生活も、慣れ親しんだ生徒たちと一緒ではとても楽しいものでした。

サッカー面は、初戦こそ硬さがあったものの2勝1敗の1位で予選リーグを突破し8チームのトーナメントへ進みました!ここで驚いたのはウガンダ勢の強さ!!出場した4校すべてが予選を突破し、さらにベスト4の内3校はJinja SSSを含むウガンダ勢でした。

準決勝の相手はウガンダカップ決勝で敗れた学校で、お互いの特徴を知り尽くして臨んだ試合は、組織力の差で圧倒され0-2で敗れました。最終日の3位決定戦はPKの末勝利を収め、結果は3位入賞。上位3校をウガンダ勢で独占するという至上命題は果たすことが出来ました。

攻撃時における個のアイディアや爆発的なスピードは、日本では見られないアフリカ特有の魅力です。しかし、チームでの組織力や諦めない精神力が日本に比べて大きく欠けているのはウガンダサッカーにおける課題です。

今大会を通して東アフリカのサッカーを肌で感じることが出来て、なにより学校を代表して生徒と共に全力でサッカーに取り組む機会を頂きました。どこまで結果に貢献出来たかは難しいところですが、生徒とのコミュニケーションの中で自分の持つ知識や価値観を伝えることは出来ました。スタッフという形で国際大会に携わることが出来た経験に感謝し誇りに思い、将来に繋げたいと思います。