Cultural Festival

2020年7月1日

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Cultural Festivalサポート生徒と一緒に

隊員氏名:坂口正高
隊次:2018年度 1次隊
職種:体育
任地:ジンジャ
出身県:神奈川県

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お箸も指導してお豆掴みに挑戦しました!

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その場で作る日本&韓国食に興味津々

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福笑いは言葉要らずでわかり易く、大盛況!

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折り紙では鶴や蛙に挑戦!

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ひらがな早見表を見ながら自分の名前書きにトライ!

こんにちは。今回は2019年末、配属先にて開催した文化交流会についてです。2019年度から中国語の授業がスタートし、日本と中国の違いに疑問を持つ生徒が増えました。それを大きな背景に放課後の日本文化クラブを立ち上げました。「ひらがな」やお箸、遊びを習得していく中で"学んだことを教えたい、披露したい"という生徒の声を聴きイベントの開催を決めました。さらに興味を持ってくれていた中国語の先生とKOICA(Korea International Cooperation Agency)の友達にも声をかけ、みんなででっかくやろうと中国と韓国からも文化を持ち寄って、Asian Cultural Festivalを実施することになりました。

事前準備では、自由登校期間にも足を運んでくれた生徒たちと一緒にブース内容の考案と展示物の作成を行いました。模造紙に国旗を描いたり福笑いの顔を作成したり、決定したブース内容の紹介を練習したり、日々出来ることが増える生徒たちは凄く嬉しそうでした。紹介の際の理解しやすい言い回しなどもロールプレイをしてみんなで研究し、本番に向けて練習を続けました。

イベント当日は朝早くからJICAボランティアが集まり、日本食の準備や会場設営を一緒になって手伝ってくれました。昼からはKOICAボランティアも参加し韓国ブースでハングル文字とタクチーという韓国伝統の遊び、さらには皆さんご存じキムチを紹介しに来てくれました。中国ブースでは日常会話に役立つ挨拶を文字にして展示し、特別講師による太極拳のパフォーマンスも披露しました。日本ブースでは参加してくれた生徒が日本文化を体験しました。ブース内での紹介活動は主に担当生徒が行い、JICAボランティアがサポートに入る形で行いました。生徒同士の学び合いやコミュニケーションを通じて達成感を共有した時の笑顔は、何にも代え難い宝物として心に残りました。参加してくれた生徒も、来年日本文化倶楽部に参加したい!アジアの国の違いが理解できた!などと話に来てくれました。担当した生徒も教え伝えることを通して自信がついたようで、次もまたやろうと意欲を示してくれました。

今回のイベントは生徒と自分が企画し進めたものであり、配属先からの要請に示されていたものではありません。もちろん自分が居なくなれば実施も難しいことは現実です。しかし、生徒と必死に動くことで興味を持って携わってくれる人も多く、今後も継続していきたいと価値を見出してくれる同僚も居ました。支えてくれたみんなに感謝し、生徒の心に残る時間になったことを願っています。