アフリカの大地でお米栽培

2020年7月15日

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どこまでも広がる田んぼ

隊員氏名:森 詠司
隊次:2018年度1次隊
職種:コミュニティ開発
任地:ムバレ
出身県:神奈川県

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村の農家さんと勉強会

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地域のお役人さんに田んぼのお披露目

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昨日まで道だった池

ジェバレコ!ウガンダ東部ムバレ県で稲作の普及をしていました、森詠司です。実はムバレ県のあいさつはジェバレコではありません。ジェバレコはルガンダ語と呼ばれる現地語。一方私の任地のムバレではマサバ語という言葉が使われております、が、ジェバレコも十分通じます。そんなおおらかな私の任地での活動を今日は皆さんに紹介したいと思います。

私はコミュニティ開発隊員として、ムバレ県庁生産局に配属され、そこで農業普及員として活動していました。どんなことをしていたかというと、お米の普及活動!皆さんイメージないかもしれませんが、今はアフリカでの稲作が急速に広まっていて、そんな中でも私の任地のムバレ県でも昔から稲作農業が盛んだったとか。地域一帯に広がる湿地帯のおかげで広大な田んぼがあります。

そんな地域でも農業は問題がたくさん。私の活動はそんな農家さんの抱える問題を少しでも解決すること。JICAの専門家の方々などに時折助言をもらいながら、地域の農家さんにより良い農法を伝えていました。時には国営の農業研究所に行って研修を受けてもらったり、逆にそこで得たことを村の他の農家さんに伝えてもらったり、私とパートナーの農家さんで丹精込めて管理した田んぼを地域の偉い人にお披露目したり、忙しくも充実した生活を過ごしていました。

そんな中でもたくさんトラブルはありまして、一番どうにもならないのは水の問題。一般的にアフリカの農業で問題になるのは水が足りないこと、いわゆる日照りとか干ばつですが、私のいた村ではその真逆の問題が。湿地帯の真ん中にある私の村、大雨が降ると洪水が頻発してしまうのです。昨日までは道だったのに今日は腰までつかる深さの水たまりになってしまったり、予定通りに進まない中相棒の農家さんと試行錯誤して頑張ってしました。任期半ばでの帰国とはなってしまいましたが、私の過ごした2年間が現地の農家さんの糧になり、また次のボランティアにも繋がっていけばいいなと心から願っています。