ルワマタ農家組合のみなさんと精米機購入を目指して!!

2020年10月7日

【画像】

農家さんと初めての収穫

隊員氏名:岡村 舜一
隊次:2018年度2次隊
職種:コミュニティ開発
任地:チボガ県ルワマタ
出身県:福岡県

【画像】

組合メンバーと初めてのデモサイト

【画像】

お昼休みのジャックフルーツ

【画像】

10m×10m デモサイト

【画像】

人生初のふりかけは海苔たま

皆さん、初めまして。私は首都から3時間弱の場所にあるチボガ県庁に配属され、稲作普及活動に取り組んでいました。チボガ県庁では私が4代目の隊員だったので、先輩隊員が設立した農家組合の活性化を通じて、兼ねてからの組合の目標であった精米機購入に向けた活動をメインに取り組んでいました。

なぜ「精米機」なのかと言うと、チボガ県は乾燥した地域であり、お米よりも芋やメイズなどの栽培が盛んなこともあり、最寄りの精米所までが片道1時間程と遠く、その交通費も農家さんにとってネックとなっていたからです。4代目ということもあり、やる気満点な農家さんばかりであろうと思っていましたが、ミーティングを開くといっても出席者は3~5人程。当日になって、日時を変更したいと言われることも多々ありました。精米機購入と言い続けて時が経っていたこともあり、みんなが実現困難だと感じていたのだと思います。それに加えて、組合メンバーそれぞれの真剣さや目的も異なっていました。そこで私は、組合のメンバー整理から始めました。10m×10mのデモサイトを設置し、そこで収穫したお米を組合に寄付してくれる人だけを組合メンバーとして、合計8名の組合メンバーで活動の再スタートを切りました。

昨シーズンは組合メンバーの田んぼの一部を借りて、10m×10mのデモサイトをほぼ一人で行った経験もあったので、いざとなれば自分一人でも各メンバーの圃場に行き、是が非でもデモサイトを設置し終えようと毎日みんなと一緒になって耕耘や苗床作りをしていました。しかしながら、何とか組合みんなの一生懸命な働きのおかげでデモサイト8つ全てを設置することはできましたが、コロナの影響で一時帰国となり、収穫期を見届けることはできませんでした。

活動を思い返してみると自らの怠慢や改善すべき点が多くあったとは感じますが、現地語を少し話すだけで家族のように笑って受け入れてくれたり、裕福ではなくても毎日何か食べ物をいただいたりと、自分が足を運んで見つけた人たちと同じ時間を共有できたことは協力隊以外では得られない充実感であったと思います。コロナの影響でいろいろと先行きが見えない現状ではありますが、協力隊への参加を考えている人は思い切って飛び込んでみることをお勧めします。私自身も、いつかまたウガンダでみんなに会えればなと思っています。