ウガンダ農業の理解を深めるスタディーツアー

2022年7月19日

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野菜栽培について質問する隊員

隊員氏名:大石 和希
隊次:2021年度7次隊
職種:コミュニティ開発
任地:カムリ県カムリ
出身県:新潟県

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農地視察の様子

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農家グループと意見交換をする様子

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稲作について質問する農家さん

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歓迎の歌とダンスを披露する農家さんたち

みなさんこんにちは!ウガンダ東部カムリ県でコミュニティ開発隊員として活動をしております、大石和希です。私はカムリ県庁生産局に配属され、稲作を通じた農家の収入向上という要請のもと活動を行なっております。
ウガンダでは近年の米消費量の増加に伴い、国内で生産増を図るための取り組みがなされています。私以外に稲作・野菜栽培に従事する協力隊員は現時点で6名おり、ウガンダ各地で活動しています。その隊員でコメ分科会というグループを結成し、日々の活動について情報を共有しています。

今回分科会の活動で、二日間にわたる任地訪問を実施しました。これは他隊員の任地を視察するという企画で、今回は私の任地であるカムリ県で行われました。私の配属先が県庁ということで、ウガンダの県庁がどのように農業普及を行なっているのか、またウガンダの農業・農家について理解を深めることを目的に、カムリ県の県庁と農家を訪問しました。

農家訪問では米とトマトやキャベツなどの野菜を栽培する農家の圃場を見学しました。実際に栽培されている作物を目の前にしながら農家さんとお話しすることで、どのように栽培しているのか、またどのような課題を抱えているのかを学ぶことができました。農地視察の後は農家グループと隊員が稲作・野菜栽培について意見交換を行う時間を設け、農家さんと隊員双方の活発な意見交換が行われました。私たち隊員を農家の皆さんは暖かく歓迎してくださり、歌やダンスを披露してくださるグループもありました。

今回の任地訪問で印象的であったのは、栽培作物に誇りを持つ農家さんの姿です。栽培技術について自信を持って話されている様子や、積極的に質問している様子を見て、農家さんの熱意とより良くしたいという気持ちを感じました。
同時に協力隊員の心強さを感じる機会ともなりました。任地で活動していると、農家さんに聞かれた質問にうまく答えられなかったり、活動をどのように進めていけば良いのかわからなくなったりすることがあります。そのような中で、農家さんからいただいた質問に対して、隊員が各々の専門性を生かして答えている姿を見て、それぞれ任地に帰った後もこのように隊員同士で協力することを続けていけば、自分だけで解決することが難しいことも、解決できるのではないかと思える機会となりました。今回学んだことを生かし、任地の農家さんに貢献できるような活動を進めていきたいと思います。

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いつも一緒に活動しているカウンターパートのChristineさん。(左)今回のスタディーツアーでも重要な役割を担ってくれました。