ウガンダの小学生150人と一緒に看板製作!

2022年8月1日

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アイスブレイク:幸せなら手をたたこう

隊員氏名:宮本 明徳
隊次:2021年度7次隊
職種:コミュニティ開発
任地:ブイクエ県ナッジャ
出身県:広島県

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写真を使って日本の文化紹介クイズ

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難しい「カエル」を頑張って折りました

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看板に使う手形集め

2022年7月8日、ウガンダ国東部のアタリ地区というところで、協力隊員7名が現地の小学校で、「アタリ灌漑事業」の看板製作を行いました。「アタリ灌漑事業」は、JICAがウガンダで行っている技術協力プロジェクトの一つで、灌漑施設及び付随する施設建設を行い、安定的な灌漑用水の供給・コメ増産・農村部の所得向上に寄与することを目的としています。コロナ禍で計画がスムーズに進まない中、今回はプロジェクトサイト住民の方々を対象に灌漑プロジェクトに対する理解を促進することを目的に、交流イベントが行われました。

私たち協力隊員のアタリ地区訪問は今回で2回目です。1回目は5月にスタディツアーという形でウガンダ派遣中の協力隊員が灌漑事業の予定地を視察し、住民の方々と意見交換会をしました。その時、さらなるアイデアとして私たちの中から出たのが、今回の「看板製作」です。

プロジェクト事務所に小学校が隣接していることから、その小学校の高学年の生徒約150名と一緒に、手形を集めて絵にしたものを看板にして、事務所に立てる予定です。そこで今回は小学校に出向いて「手形を集める」ところまでを行いました。その際、小学生に向けて隊員が日本の文化紹介を行いました。

私たちは事前に何度もオンラインミーティングを重ね、プログラムを作成しました。到着するとすでに生徒が並んでいて、緊張した面持ちで私たちを出迎えてくれました。開会のお祈りと、簡単な自己紹介の後、150名の小学生を学年ごとに3グループに分け、用意してきたプログラムを行いました。

まず、アイスブレイクとして「幸せなら手をたたこう」の歌に合わせて体を動かし、その後、クイズ形式で日本を紹介し、最後に折り紙を教えました。始まるまでは、子供たちが楽しんでくれるだろうか、学級崩壊を起こさないだろうかと不安でしたが、現地の先生たちのサポートのもと、また子供たちがしっかりと私たちの話に耳を傾けてくれたこともあり、順調に進めることができました。最初はぎこちなかった子供たちですが、アイスブレイクですぐにウガンダの子供らしい活発さを取り戻し、にぎやかに日本紹介のクイズを楽しんでくれました。折り紙は学年ごとに作品を決め、私たちのグループは、「かえる」を一人ひとつ、何とか全員が折ることができました。

最後に全員の手形を集め、集合写真を撮って解散しました。事前準備からいろいろと大変なイベントでしたが、子供たちがとても楽しそうにしているのを見てやってよかったと思いました。看板はこれから製作される予定ですが、完成したものを子供たちと一緒に見るのが今から楽しみです。

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全体で集合写真