笑顔いっぱい胸いっぱい-教育分科会第2回任地訪問-

2022年10月24日

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授業をがんばった4年生との集合写真

隊員氏名:長井 沙緒理
隊次:2021年度1次隊
職種:小学校教育
任地:ワキソ県キスィンビリ
出身県:愛知県

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正しい手洗いのデモンストレーション

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手作りてんびんで重さ比べ

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完成した竹とんぼ

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上手に折れてるかな?

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トントンずもうを楽しむ子どもたち

10月6、7日に私の配属先校であるキスィンビリ小学校にてJICA海外協力隊の教育分科会を開催しました。もともとは授業研究を目的に予定を立てていましたが、かねてから行いたいと思っていた日本文化体験、10月15日の世界手洗いデーに合わせた手洗いイベントも同時に行いました。準備の際の不安は尽きませんでしたが、いざ始まってみれば分科会メンバーの強力なサポートもあり、タイトル通りどのプログラムも子どもたちのうれしそうな笑顔がいっぱいで、終始胸がいっぱいでした。

1日目の手洗いイベントでは、感染症エイズ対策として派遣されている星野隊員を中心に、手洗いの大切さや正しい手洗いの仕方について全校生徒に向けて話をしました。最近のエボラ出血熱のアウトブレイクもあり、先生たちも子どもたちも真剣に話を聞く姿が印象的でした。
その後の手洗いダンスでは永易隊員の説明と指導のもとに、低学年から高学年まで楽しそうに踊っており、ダンス後には「もっと踊りたい‼」という声が上がるほど大盛況!給食前には、学んだことをすぐに実践し、きれいに手を洗う子どもたちが多くいました。

2日目に行われた研究授業では、身の回りの物を用いて重さの単元の導入を行いました。実物があることで子どもたちは興味津々。いつも以上に集中し、また楽しく授業を受ける姿が見られました。
ウガンダでは問題の解き方のみを教え、子どもたちが式などの意味を理解するのに困難を伴っていることが多いです。授業の改善点は多々ありますが、分科会メンバーだけでなく同僚の先生も一緒に参観してくれたことが一番の収穫。今回の授業スタイルに興味をもってくれたので、これを機に脱詰め込み式の為の授業方法などを示せるように活動していきたいです。

日本文化体験は、1・2年生は竹とんぼ作り、3・4年生は折り紙(トントンずもう)をしました。各クラスで10人ずつくらいのグループを作ってもらい、それぞれのグループに分科会メンバーが入ってもらうことで、どのクラスもスムーズに進めることができました。どの子も完成後にうれしそうに作品を見せてくれたり、時間を忘れて何度も何度も遊んだりする姿は見ていてほほえましかったです。

準備中、心が折れそうになることが何度もありましたが、たくさんの子どもたちのうれしそうな顔を見て、やってよかったと心から思えるイベントとなりました。また「子どもたちの笑顔のために」という初心を思い出させてくれるよい2日間となりました。

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手洗いイベント後、全校生徒と