協力隊一年目:ウガンダでの生活と活動報告

2022年10月31日

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デモ圃場で米を育てました

隊員氏名:宮本明徳
隊次:2021年度7次隊
職種:コミュニティ開発
任地:ブイクエ県
出身県:広島県

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ラインプランティングの普及をしています

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毎日水汲みをしています

初めまして、ウガンダ東部ブイクエ県でコミュニティ開発の隊員として活動している宮本明徳といいます。私はササカワアフリカアソシエーションというNGOに配属され、任地で主に稲作農家を対象に収入向上や生活改善の活動を行っています。活動では、自転車に乗って周辺の農家を訪問し田植えのやり方など栽培方法を指導したり、小さい土地を借りてデモンストレーション圃場を作り、そこで実際に農家に普及したい方法で米を育てたりをしています。

任地はウガンダの首都から車で1時間半ほどのところにあります。多くの家に水道や電気が通っていなかったり、舗装されていない道路を家畜の牛やヤギがぞろぞろと歩いていたり、現地の人が一台のバイクに5人も6人も乗って移動していたり、小さい子供が裸で走り回っていたりと、日本では見ることのできない日常が繰り広げられています。

私の住居には幸い電気が使えるものの、水道は通っておらず、扉を開けると家の庭にはヤギや鶏がうろうろしています。そのため任地での一日はまず水汲みから始まります。

朝起きてまず水汲みに行った後、朝食を食べ、それから活動のために畑に出かけます。任地に配属先の事務所がないため、家から直接畑に向かい、仕事を終えるとそのまま帰宅します。日中は日差しがきついので外での作業はできるだけ午前中に終わらせ、昼食は家で食べることが多いです。午後は用事があればもう一度畑に行ったり、家の中でできる作業をしたりします。夕方にもう一度水汲みに行った後、夕食の準備をします。

農家の人とは英語と現地語(ガンダ語)を混ぜながらコミュニケーションをとります。英語を話せる人は多くなく、意思の疎通が大きな課題ですが、身振り手振りと覚えたての現地語を駆使して何とか頑張っています。

ウガンダに来てから一年が過ぎ、2年間の活動も折り返しを迎えました。生活にはずいぶん慣れ、活動も徐々に軌道に乗ってきました。残り一年の活動も体調に安全に気を付け、活動を進めていきたいと思います。

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ウガンダの稲作農家と活動しています