ウガンダで「図工×栄養」・「体育」の授業

2023年4月18日

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完成した3色栄養群の表

隊員氏名:宮重真奈(著者)、星野香子、坂本晋太郎
隊次:2021年度1次隊、2021年度7次隊、2022年度1次隊
職種:小学校教育、感染症・エイズ対策、体育
任地:ムピジ県
出身県:東京都、新潟県、茨城県

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食材カード製作の様子

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グループディスカッション

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教室で体育アクティビティ

こんにちは、ウガンダで小学校教育隊員として活動しています、宮重真奈です。

2023年3月31日、私の配属先で「図工×栄養」「体育」のイベントを5年生約200人に対して行いました。私の配属先はムピジ県で1番大きなマンモス校で全校児童約1600人います。学校では、英語・算数・理科・社会が座学メインで実施されています。国のカリキュラム上では図画工作や体育の授業が含まれているのですが、実技教科は実施されていないのが現状です。

そこで、同じ地域で活動をしている教育・医療・農業隊員と共にイベントを実施しました。「栄養×図工」の授業では、食べ物カードの色塗り・貼り絵を行いそのカードを用いて三食栄養群のグループ分けを行いました。子どもたちは食材カードの作成・分類を通して、各グループ・食材にはどのような役割があるのかを学びました。食材カードを作成し、それぞれの食材にはどのような役割があるのかをグループで話し合いながら3色に分類しました。分類後、感染症・エイズ対策隊員の星野隊員の話を聞き何の栄養素が成長する上で必要なのかを学びました。後日、「子どもたちに栄養についてお家の人に話したよ!」と話している子どもがたくさん見受けられました。

体育の授業では生憎の天気で、外で実施することができませんでしたが教室内で出来るアクティビティを実施しました。とても充実した時間になり、イベント後も子どもたちから「坂本先生はまた来るの?」、「イベントすごく楽しかった!!」とたくさんの声が届いています。子どもたちにとって、貴重な学びの機会になったと思います。

最後に栄養価の高いポリッジ(とうもろこしの粉などをお湯に溶かしたもの)をみんなで試食し、イベントを締めくくりました。子どもによっては、ポリッジのみで1日を過ごす場合もあります。普段、学校ではとうもろこし粉のみで作ったものが提供されています。そのため今回はキャッサバ粉や小魚を砕いたものを混ぜ込み提供しました。また、自宅で実践できるようレシピ(英語と現地語を記載)を子どもたちに渡しお家の人に伝えてもらいました。

1人では行うことが難しいことでも他職種の隊員と協働することで、子どもたちにとってより充実したものになり、また貴重な経験になりました。今後も子どもたちが少しでも興味を持ってもらえるような活動を行なっていきたいです。