ウガンダJICA海外協力隊派遣20周年を記念して

2021年4月20日

JICAウガンダ事務所 所長 深瀬 豊

ウガンダでは、最初の青年海外協力隊を受け入れてから2021年7月で20周年を迎えることとなりました!最初は1人の看護士隊員から始まり、その後、教育、保健、農業、コミュニティ開発、産業人材育成、そしてスポーツ等、多岐に渡る分野で、これまで延べ760名(青年海外協力隊、シニアボランティアを含む)のボランテイアが当地ウガンダで活躍してきました。

ウガンダの歴史を振り返る時、内戦、疫病、そして今でも貧困などの試練に立ち向かっている最中であり、決して平たんな道のりではありませんでした。そのため、ボランテイアが派遣されてきた現場には、社会的困難、生活上の多くの課題が残されてきましたが、ボランテイアはウガンダの人々と同じ目線にたって現地の生活に溶け込み、そして様々な課題に挑戦してまいりました。こういった一人一人のボランテイアの活動によって、今や、ウガンダと日本の友情と信頼の礎が築かれたと言っても過言ではありません。

なお、昨今のこの新型コロナ過において、隊員は一時全員帰国を余儀なくされたものの日本国内での活動を継続(農業支援、学習支援等)、オンラインで報告会等を実施などしてきました。そして、念願の再派遣が3月から開始されたところです。
JICAウガンダ事務所として、ボランテイアの皆さん、その皆さんの活動を支えて下さった全ての方に敬意と感謝を表します。そして、今後のウガンダ隊員活動の更なる発展を目指しつつ、この20周年を記念したいと思います。

【画像】

2019年12月5日国際ボランティアデーのイベント会場にて