ウガンダJICA海外協力隊派遣20周年ロゴ決定!

2021年4月20日

ウガンダJICA海外協力隊派遣20周年記念ロゴを作成しました。2018年度3次隊で、コミュニティ開発隊員としてウガンダに派遣されていた中田早紀さんにご協力いただきました。中田さんは、2019年1月にウガンダに派遣され、Lutheran World Federation(LWF)にて活動されていましたが、2020年3月に活動中の全隊員48名が一時帰国となり、中田さんも帰国を余儀なくされました。

ロゴデザインを担当した中田早紀さんへデザインのコンセプトや、ウガンダへの思いをインタビューさせていただきました。

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(JICA)20周年記念ロゴデザインのコンセプトやモチーフを教えてください。

(中田さん)リボンで表した数字の「20」とウガンダの国鳥「カンムリヅル」をモチーフとしてデザインしました。「20周年のお祝い」と「JICAボランティアの歴史をこれからもつないでいく」という意味を込めて、数字を一筆書きで表しました。色はウガンダの国旗から赤、黄、黒の3色をメインに、数字の部分は日本の紅白もイメージしています。

(JICA)日本とウガンダの融合が素敵ですね。ウガンダへの中田さんの思いが伝わってきます。JICA事務所のウガンダ人スタッフにも、カンムリヅルのイラストがかわいい、と好評です!昨年、コロナの感染防止のために、活動途中での急な帰国となってしまいましたが、協力隊員としてウガンダで活動した際の思い出など、ウガンダにまつわるエピソードを教えてください。

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任地で活動中の中田さん。農業普及員さんとフィールドへ。

(中田さん)約1年間という短い期間でしたが、農家や現地スタッフと本気で向き合う挑戦的な毎日でした。農業経験のない現地スタッフのオリヴィエ君が、半年後にはコメ普及研修をリードし、私の不在中にポスターを用いて講座を開催するまでになっていました。彼の熱意とともに残りの任期を過ごしたかったなと今でも思います。

(JICA)2021年3月からウガンダへの隊員の再派遣を段階的に実施しています。ウガンダで活動中の隊員やこれから赴任を予定している隊員、ウガンダ隊員を目指している方へのメッセージをお願いします。

(中田さん)私が派遣されていた期間は常時40人前後のウガンダ隊員が活動しており、職種を越えてさまざまな交流がありました。帰国、そして待機によって複雑な心境を抱えながらも、「いつかウガンダへ行く日」を待ち望んでいる皆さんは本当に素晴らしいです。これからもウガンダとJICA海外協力隊との絆が続くことを祈っています。

(JICA)任地では、カウンターパートのウガンダ人と協働することが多かったと思いますが、協力隊員と一緒に活動するウガンダの方々へのメッセージをお願いします。

(中田さん)活動中、いつも言っていたこの言葉を送ります。
Maisha ni ngumu. Lakini, tuko pamoja!(スワヒリ語)
Life is hard, but we are always together.(英語)
生活は厳しいけど、私たちはいつも一緒です。

(JICA)コロナの影響で、一時的にウガンダ隊員がいない時期もありましたが、2021年3月より、ウガンダへの隊員の派遣が再開されています。これまでの20年のJICA海外協力隊員の思いは、中田さんのデザインしたロゴのリボンのように、ウガンダの人々とウガンダ協力隊員の思いを、これからも繋いでいってくれることでしょう。
中田さん、ロゴの作成、インタビューへのご協力ありがとうございました!