ウガンダオリンピックチームをミュージックビデオで応援!

2021年9月10日

第5回:豊澤 彩乃さん(体育、2016年度3次隊、任地:ワキソ県)

20周年企画 隊員OVインタビュー

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【豊澤 彩乃さん プロフィール】
体育大学で舞踊学を専攻し、大学院修了後、青年海外協力隊として2017年1月からTrinity College Nabbingoにて「体育教師」として2年間活動。現在は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会にて、オリンピック・パラリンピックに携わる。
大会終了後は、ウガンダに戻れるよう準備中。

(JICA)はじめに、協力隊に参加したきっかけを教えてください。

(豊澤さん)自分自身の可能性と視野を広げて、新たなことに挑戦したかったから協力隊に応募しました。

(JICA)ウガンダに派遣されることが決まった時はウガンダにどんな印象を抱いていましたか?実際に来た後では、どうでしたか?

(豊澤さん)派遣前のウガンダのイメージは、赤茶の土と、自然豊かな緑、広大な大地でしたが、派遣後はイメージしていたウガンダの自然の他に子供たちのキラキラした笑顔が加わりました。

(JICA)隊員時代、どのような活動をされていましたか?活動中の一番の思い出を教えてください。

(豊澤さん)中高一貫の公立学校の女子校が配属先でした。体育隊員として、配属先の体育教員と協力して、体育の授業を行っていました。また授業の他にも、部活動の指導にも力を入れて、全国大会へも引率(ハンドボール・アルティメット)しました。体育以外の活動としては、「日本クラブ」を校内で立ち上げ、日本語や日本にいる同世代の子とインターネットを使用して交流を行いました。日本紹介として、帰国前に派遣先で他の隊員にも協力してもらい、日本祭りを行いました。日本の文化を生徒が調べて発表したり、他の隊員達に協力してもらい、文化紹介を行ったり、ダンスのパフォーマンス、Ms,Ayanoを決めるコンテストを行い、1,000人を超える生徒が日本の文化に触れてくれたことが一番の思い出です。当時の配属先の生徒たちに会いたいです。

(JICA)限られた任期の協力隊経験の中で、心残りはありますか?また協力隊に参加したら、やってみたいことはありますか?

(豊澤さん)心残りはありません。ただ、もう一度行けるなら、もっと同僚を動かせるような活動をしたいです。

(JICA)協力隊に参加する前と後とでは、ご自身の心境に変化はありましたか?協力隊の経験はその後のキャリア形成に影響を与えましたか?

(豊澤さん)協力隊に参加しウガンダ人の生徒達と接したことで、5年後、10年後、自分が関わった生徒はどのような女性に成長してくれているのかなと思いました。協力隊の経験は、自分自身がたくさんのことを学ばせてもらい、「今日という日を精一杯生きよう」と強く思わせてくれました。現在は、夢のために、自分自身がやりたいことをやっています。また将来ウガンダに戻り、なにかしらの形で貢献できるよう、キャリアを積んでいます。

(JICA)現隊員やこれから海外協力隊を目指す人に向けたメッセージをお願いします。

(豊澤さん)不安だらけだと思いますが、まずやってみる勇気!!その一歩を応援しています。悲しいこと、楽しいこと、悔しいこと、たくさんのことを味わいますが、それは真剣に取り組んだからこそ得られるものだと思います。頑張ってください。

(JICA)ウガンダ人アスリートも東京オリンピックへ参加し、金メダル2個、銀メダル1個、銅メダル1個と大活躍でした!豊澤さんもオリンピックに参加したウガンダ人選手を応援するために尽力されていました。豊澤さんが企画からダンスの振り付けまで担当されたウガンダオリンピック選手団応援ミュージックビデオはこちらです。

東京オリンピックのメダリストたちも出演しています!東京オリンピックは終わりましたが、ぜひこのビデオでウガンダの雰囲気を楽しみ、オリンピックの余韻に浸っていただけたらと思います。豊澤さん、インタビューへのご協力ありがとうございました。

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体育授業:コーンを使ったサッカーのドリブル練習

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全国大会:配属先の生徒がハンドボールで活躍

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日本祭り:生徒たちが調べ、作成した日本紹介ポスターに生徒・先生達は興味津々。

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いつでもそばにいるよ