JICAとSOLTILO Bright Stars FCがパートナーシップ協定を締結 -サッカーを通じたウガンダの社会課題解決およびSDGsの達成を目指して協働-

2021年10月11日

独立行政法人国際協力機構(略称、JICA)ウガンダ事務所と、サッカー元日本代表の本田圭佑選手がオーナーを務め、ウガンダ・プレミアリーグに所属するプロサッカークラブ「SOLTILO Bright Stars FC」は、2021年10月11日にウガンダの首都カンパラで2021-2022シーズンのパートナーシップ協定を締結しました。

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協定締結式の様子。左からNelson選手、櫛田選手、JICAウガンダ事務所内山所長、Ivan選手。

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チームユニフォームにJICAロゴ

JICAは国際協力を担う機関として、ウガンダをはじめとする開発途上国の様々なパートナーと連携して社会課題の解決と、開発インパクトの拡大に向けた取り組みを進めています。SOLTILO Bright Stars FCはサッカーを通してウガンダの人々に夢と希望を与え、プロサッカー選手を目指す子どもたちの憧れとなるようなクラブを目指しています。

2015年9月に採択された「持続可能な開発(SDGs)のための2030アジェンダ」において、スポーツはSDGs達成のための重要な鍵の一つと位置付けられており、スポーツが寛容性と尊厳を促進することにより、開発、平和、女性や若者等の能力強化に寄与することなどが謳われています。

国際協力分野で様々な事業を展開しているJICAとSOLTILO Bright Stars FCがパートナーシップを結ぶことで、スポーツを通した国際協力を推進し、SDGs達成への貢献に向け、新たなインパクトを創出していくことを目指します。また、ウガンダの人々に夢と希望を与えることのできるコラボレーションを展開していきます。

現時点で想定している主な連携内容

  • 首都カンパラ市内のスラムの若者を対象としたゴミ収集等でのサッカー選手の参加
  • コロナによる影響で学校に行けない子供たちを対象としたサッカー選手による講演等
  • ウガンダ国内にいる難民を対象としたサッカー教室等

JICAウガンダ事務所

JICAのウガンダの活動拠点として、ウガンダの経済及び社会の開発若しくは復興及び経済の安定に貢献する。

事務所長 内山 貴之 コメント

ソルティーロブライトスターズは「サッカーを通して、世界中の子供たちに夢と希望を与え続けたい」との思いから本田圭祐氏がオーナーとなり、貧困、教育機会の欠如、内戦からの復興、ジェンダー格差などウガンダが抱える課題をサッカーで好転させるという信念をもって運営されており、SDGsやJICAの使命との強い親和性を感じました。本パートナーシップに基づき、今後同クラブと様々な連携事業を実施していくことで、ウガンダにおける開発と平和に共に寄与していけると確信しています。

SOLTILO UGANDA Ltd.

プロサッカー選手の本田圭佑がプロデュースするSOLTILO株式会社が2017年に現地法人として設立。ウガンダ1部リーグに所属するプロサッカークラブ「SOLTILO Bright Stars FC」の運営を実施。『関わるすべての人々に、夢・希望・感動を』をビジョンに掲げ、世界で活躍できるアフリカ人選手の育成・強化に加えて、難民や元子ども兵に対するサッカー教室の開催など、サッカーを通じてアフリカが抱える社会課題に継続的に取り組む。

SOLTILO UGANDA Ltd. 代表 大場 由太 コメント

私自身、JICA青年海外協力隊の経験者であり、その後JICAのスタッフとして日本国内の事業に従事していた縁があります。このような形でJICAとパートナーシップを締結する日を迎えられたことに非常に嬉しく思います。私たちが掲げている「サッカーを通してアフリカの子どもたちに夢と希望を与え続ける」という未来を目指すには、サッカークラブを経営するのみに留まらず、サッカーを通した国際協力事業を推進していく必要があります。今回のパートナーシップを通して、双方が協働して様々なアクティベーションに取り組んでいき、ウガンダの発展に貢献して参ります。

本件に対する問い合わせ

SOLTILO UGANDA Ltd.:sbs-info@soltilo.com
JICAウガンダ事務所:ug_oso_rep@jica.go.jp