第6回合同調整委員会(Joint Coordinating Committee:JCC)を開催し、合わせてドローン機器のハンドオーバーを実施しました

2022年11月9日

2022年10月31日、首都ティンプーの公共事業・定住省(MoWHS)にて、ブータン国道路斜面対策工能力強化プロジェクト(The Project for Capacity Development on Countermeasures of Slope Disaster on Roads in Bhutan)の第6回合同調整委員会(The 6th JCC)が開催されました。

JICAブータン事務所長をはじめとする事務所職員、C/Pである道路局(DoR)の局長及び職員、JICA専門家チーム他、総勢20名が対面で参加し、また、JICA本部(東京)及びプロジェクト対象地域であるロベサ地方事務所、トンサ地方事務所の職員他、計12名がオンラインで参加しました。

主な議題はDoRのプロジェクトメンバー交代についての報告と各成果の進捗報告と活動計画の説明、次年度以降に開催予定の本邦研修や各種技術移転セミナーに関する情報共有で、コロナウィルスに起因する2年間のプロジェクト休止を経て2022年4月に活動を再開した後、順調にプロジェクトが進捗していることが確認されました。

JCCに引き続き、機器のハンドオーバーが行われ、ドローン2機、フライトシミュレーター2台、デスクトップPC1台、3D解析ソフト1ライセンスの引き渡しが行われました。
また、これらドローン機材を用いたトレーニングを通じて、道路及び道路斜面情報を取得する手法の一つとして、ドローンによる空中写真撮影と画像解析ソフトウェアを活用したマッピング手法がDoRに技術移転されます。この技術により、これまで技術者の現地測量で実施していた地形状況、斜面災害の状況等をドローンに代替可能となるため、より短時間での現況把握と対策工検討に役立てます。

案件概要:

【画像】

第6回合同調整委員会

【画像】

オンライン参加

【画像】

ドローン機器の引き渡し

【画像】

引き渡された機器

【画像】

道路斜面設計のための弾性波探査法の技術移転

【画像】

ドローン測量で作成した3Dフォト