所長あいさつ

ボツワナは1966年に英国から独立した比較的若い国です。独立後にダイヤモンド鉱が発見されたことが幸いし、またその富を限られたもので独占することなく社会に再分配する知恵で豊かになり、今では高位中所得国(中進国)に位置づけられています。

それは国のリーダーの賢明な判断もさることながら、国民が紛争を避けて平和を希求する気持ちが強いことにも起因していると思います。

JICAはこうしたボツワナの開発努力に対し、1992年の青年海外協力隊の派遣を開始し、さらに技術協力と有償資金協力により支えています。中進国ということで支援規模は自ずと制約がありますが、この国のダイヤモンド以外の産業振興、富の再分配の恩恵を受けにくい社会的弱者に向けた支援をさらに進めていきたいと考えています。

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ボツワナ支所長
高田 浩幸