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南部アフリカに位置するボツワナは、日本の約1.5倍の国土面積(約57万平方キロメートル)に日本の約50分の1(約263万人)の人口と広大な国土に比べて人口が少ない一方で、個体数が世界一といわれるゾウ(約13万頭)を始めアフリカ有数の野生動物の宝庫として知られ、豊かな自然観光資源を有しています。また、1966年の独立以来、複数政党制による民主主義が機能し、一度も内戦やクーデターに巻き込まれたことがないことからは、争いごとを好まずとても穏やかな国民性が伺えます。
1966年の独立当時のボツワナは、世界の中の最貧国の1つでありましたが、1967年のダイヤモンドの発見以降は順調な経済成長を遂げて、現在では中進国に位置付けられ、2036年までには高所得国へ移行することを目指しています。他方で、ダイヤモンド以外の大きな産業が無く、高い失業率や貧富の格差等の問題も抱えるため、政府は産業の多角化に向けて様々な取り組みを進めています。
このような状況の中で、JICAは、①産業の多角化に向けた環境整備、②貧困削減及び生活の質の向上、を柱に青年海外協力隊員派遣や技術協力、有償資金協力を中心に協力を実施しています。引き続きこれらの協力を効果的に進めていくとともに、地理的に離れたボツワナと日本の友好関係の増進に資するよう、協力成果の発信に努めていきたいと考えています。
JICAボツワナ支所長
殿川 広康
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