マナウス工業団地産業廃棄物管理改善計画調査

  • 実施機関:SUFRAMA 開発商工省マナウスフリーゾーン監督庁
  • 対象地域:アマゾナス州マナウス市
  • S/W調印日:2008年11月26日
  • 協力期間:2009年2月下旬〜2010年8月下旬
  • 実施期間:2009年2月15日〜2010年8月31日

背景

アマゾナス州マナウス市に存在するフリーゾーン(MFZ)は、アマゾン森林資源に頼らない地域振興策の要として連邦政府が強力に推し進めており、ブラジルの一大製造拠点となっています。しかしながら、環境対策、特に産業廃棄物に関する対策については、各企業に責任の下に実施され、その対応が異なっている状況におかれています。PIM(MFZ内工業団地)内の企業の内、外資系や大手企業は、自社で対応できることは実施済であるが、外注先の現地企業による廃棄物管理及び産廃業者による廃棄物の処理・処分については、その適正な処理にたいして不安が持たれています。

このような状況の下、開発商工省マナウスフリーゾーン監督庁(SUFRAMA)は、今後のMFZの環境に配慮した経済発展やPIMへのさらなる産業誘致を促進するために、PIM全体としての産業廃棄物管理計画をたて、それに基づきPIM内産業間の調整を行い、適正な産業廃棄物処理システムを構築し、インフラ整備を推進していく必要性に迫られている。

上位目標/プロジェクト目標

上位目標

  1. 策定された計画に基づき、適切な産業廃棄物処理、3R(Reduce(廃棄物の発生抑制)、Reuse(再使用)、Recycle(再資源化))が実施される。
  2. 1により、産業廃棄物の不法投棄が減少し、環境負荷が低減される。

プロジェクト目標

  1. PIMにおける産業廃棄物管理に関する現状をレビューし、産業廃棄物管理現況調査報告書としてとりまとめる。
  2. PIMにおける産業廃棄物管理に関するマスタープラン(5年間:2011年〜2015年)を策定する。

期待される成果

  1. 対象地域及びその周辺の産業廃棄物管理の現状が把握される。
  2. PIM における産業廃棄物管理マスタープランが策定され,SUFRAMA及びPIM内進出企業等に活用される。
  3. 廃棄物管理改善計画策定に関するガイドライン案が作成され、SUFRAMA及びPIM内進出企業、州、市レベルの環境担当部局に活用される。