（日）ブラジル共和国 ワクチン製造プロジェクト
（英）Biologicals Production Project in the Federal Republic of Brazil
- 実施機関：オズワルドクルス財団
- 日本側協力機関：（財）阪大微生物病研究会ほか
- 対象地域：リオデジャネイロ州
- 実施期間：1980年8月～1984年8月
背景
ブラジル国は、1973年に制定された「国家予防接種計画」に基づき、その一環として麻疹及びポリオ両ワクチンの自国生産及び品質管理体制整備に係る技術能力の改善・向上を目指し、1978年12月に我が国に対し、同国衛生省直轄のワクチン生産・研究機関として機能するオズワルドクルス財団へのプロジェクト方式技術協力を要請した。
プロジェクト目標
麻疹ワクチン及びポリオワクチンを中心とする生物学的製剤の生産並びに品質管理能力の強化
活動
- 1 . 麻疹ワクチンについては、（ア）ブラジル国内での生産のため、（財）阪大微生物病研究会開発のBIKEN CAM-70ワクチンの原株を無償供与し、同株より生産されたワクチンを使用してのブラジル人による安全性確認のための野外試験の実施、（イ）ワクチン生産能力と品質管理能力の強化
- 2 . ポリオワクチンについては、（ア）輸入3価（I、II,III型）混合ワクチン（最終製品）の品質管理能力の強化、（イ）3価混合ワクチン生産のために輸入する各単科ワクチン現役の品質管理システムの強化、（ウ）輸入単価ワクチン原液の希釈、混合、分注システムの整備、（エ）ワクチン一貫生産プロセスに関する技術的助言
関連するプロジェクト
- （TCTP）ワクチン品質管理 1988～1992
- （TCTP）ワクチン品質管理 1993～1995
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